日本全国の木工が好きな女性スタッフ募集

女性スタッフ募集の背景

大阪木楽屋（株式会社服部商店）は、無垢の木材を扱っています。
木材は太陽と土と水の恩恵を受けて育つ最も優れた資源です。人間の生活環境に最も良い素材です。
しかし私たち日本人は、その素材の最大の特徴を生かした使い方をしているのでしょうか。
木は素晴らしいと言う方はたくさんいらっしゃいますが、本当に木にこだわりを持っている人は少ないのが現実と感じています。

木材業界の古くからの慣習を改革

そのような状況の中、服部商店は木材業界の古くからの慣習「男性社会の材木屋」から「女性が活躍できる材木屋」に変えたり、「閉ざされた業界内の価格をオープン化」するなどの改革を実行してきました。2020年から始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、世界中の人々に新しい生き方を求めているのではないでしょうか。

新しい感覚の木工が必要

昔大阪には色々な木工に関係の業者がたくさん存在しました。多くの業界（例えば「ろくろ屋」）などは色々な理由で無くなりましたが、それは仕方ありません。しかし今、新しい感覚の木工が必要ではないかと考えています。世界中であらゆる物がサプライチェーンの機能不全で経済活動がインフレに向かっています。木製品も多くが輸入に頼っているのが現状です。

日本人が忘れていること

家具を始め価格の安い商品のほとんどが途上国で作られています。グローバル化がもたらしたことではありますが、多くの日本人が忘れていることがあります。それは、日本人の誇りではないでしょうか。服部商店が考える誇りとは、経済成長優先の大量生産・大量廃棄の世の中から、成熟した循環型の生活だと考えています。

地球環境と木材の価値

使い捨てのプラスチック製ストローの使用をやめることは、地球環境に優しい生活をしなさいと言う未来からのお便りだと考えています。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが終息しても、地球温暖化対策が次の課題になるでしょう。地球温暖化対策には化石燃料の資源から循環型の資源にシフトすると考えています。特に木材資源は見直されると考えています。
見直される木材ですが、木材資源は世界中で取り合いになっています。2021年3月頃に表面化したウッドショックは何を我々に求めているのでしょう。資本主義の世の中では、すべてが需給バランスによって価格が決定されます。これは当たり前のことです。

SDGs（持続可能な社会を目指す）の観点からも木材は見直されていますが、現実には本当に求められている木工製品が世の中に提供されているのか疑問に思っています。
その中にあって、高騰する木材の価値を最大限広める努力をしたいと考えました。
具体的に表現するのは難しいですが、服部商店は以下の様に考えました。

「有るようでない、無いようで有る木製品を作ろうではないか」という構想です。

木工作業の全てを手作業で仕上げれることが良いのかも知れませんが、機械でできる作業と手作業との絶妙なバランスで物づくりができれば最高ではないでしょうか。
それが実現できれば、未来の日本の木に携わる方も購入する方もハッピーになると考えています。